車内映像配信実験(トレビジョン)開始後から特別装飾が施される機会の多かった2109・2133両編成。2008年度末実験終了後も特別装飾指定編成となっているようである。
2109編成は実験終盤の2008年12月27日より「京急アート・ギャラリー号」第1弾として車内は美術館関連の貸切広告一色となった。この時は車外装飾を行わなかったが、第2弾として2009年4月1日より6月15日まで2109号車非常扉窓部にヘッドマークを掲出した。ヘッドマークは中央に2100形のサイドビューが描かれ、その上下に列車愛称が入ったが、車体側面への装飾は見られなかった。
「京急アート・ギャラリー号」は約半年間にて終了となったが、8月9日からは2016年夏季オリンピック東京誘致キャンペーンラッピングが施された。これは前面にロゴをあしらったヘッドマーク、側面中央と戸袋部に各車配色の異なる長方形のラッピングが施されている。このラッピングは10月2日未明(日本時間)IOC総会にて開催地がブラジルのリオデジャネイロに決定、これを受け同日午後には撤去された。
2133編成は(実験機材撤去期間を含む)4月4日より5月末まで「けいきゅうみらい号」として往年の「京急さわやかギャラリー号」を彷彿させるように車内に公募された絵画などが展示され、両先頭車の非常扉窓部にヘッドマーク、側面戸袋部に長方形ラッピングが施されていた。
8月23日より10月31日までは「京急あきたフェア号」として前面にあきたこまちデビュー25周年のヘッドマーク、側面中央と戸袋部に長方形のラッピングが施された。なお「京急あきたフェア号」は8月25日の昼間に品川駅3番線ホームにて出発式も行われた。
「京急あきたフェア号」から間髪空けず11月8日より12月27日(予定)までは「京急JAXA号〜」として今冬から国際宇宙ステーションに滞在予定である野口宇宙飛行士を応援するとともに、来年秋に予定されている羽田空港国際化のアピールのためのラッピングが施された。前面には国際宇宙ステーションのモジュールの一つである日本の実験棟「きぼう」などがあしらわれたデザインのヘッドマークが掲げられている。