昭和34年より運行されてきた京急1000形が本年6月末をもって営業運転から引退するのに伴い、6月27日に「1000形ありがとう運転」と題して臨時列車が運行された。これに先立ち26日より記念乗車券も発売された。
　「1000形ありがとう運転」は往路が第1114AX列車 快特三浦海岸行として金沢文庫(11:49)発〜三浦海岸(12:20)着、復路は第1451H列車 特急京急久里浜行として三浦海岸(14:04)発〜京急久里浜(14:13)着という行路であった。前後には往路「快特」、復路「特急」の種別板が掲げられ、側面には「惜別1000形 / 1959-2010」と書かれた愛称板が差されていた。なお愛称板は折り返し駅であった三浦海岸にて抽選会が催され、同等品が当選者にプレゼントされた。
　26日付け毎日新聞神奈川面の記事によると28日は大師線のみの運行と報道されていた。また臨時列車に使用された1345編成、1351編成の車内広告が撤去されていたことから、1345編成についてはこのまま廃車と思われる。

1114AX 1351編成+1345編成　金沢文庫〜金沢八景間にて (10.06.27)
多くのファンに見送られ金沢文庫を発った。余談ながら直前に金沢文庫に到着した1135Dを着線変更するなど配慮がなされていた。


1114AX 1351編成+1345編成　金沢文庫〜金沢八景間にて (10.06.27)


二世代の1000形の並びも見られた　三浦海岸にて (10.06.27)


1451H 1345編成+1351編成　三浦海岸にて (10.06.27)


久里浜工場から車両管理区へ移動中。このあと両編成は連結を解かれた。　久里浜工場にて (10.06.27)

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種別板「特急」　三浦海岸にて (10.06.27)


三浦海岸駅に設置された臨時列車用の乗車目標 (10.06.27)