形式 | デハ2100形 サハ2100形 |
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製造初年 | 1998年 |
扉数 | 2扉 |
座席配置 | 転換式オールクロスシート |
定員 | 先頭車 111人/中間車 120人 |
主制御器 | VVVFインバータ制御(1C4M) |
主電動機 | 三相交流誘導電動機(出力:190kw) |
歯車比 | 5.93 |
最高速度 | 130km/h |
加速度 | 0.972m/s2 = 3.5km/h/s |
減速度 | 1.111m/s2 = 4.0km/h/s (常用) 1.250m/s2 = 4.5km/h/s (非常) |
補助電源装置 | 静止形インバータ(SIV、容量:150kw) |
台車 | TH-2100M、TH-2100T |
2000形に代わる快速特急専用車として製造された2100形。製造初年の1998年は創立100周年にあたり、2000形の後継であることから形式名が2100となった。また車内外の部品の一部が海外製となっておりコストダウンを図ったのが特徴である。その一つにVVVFインバータはシーメンス製を採用しており、起動時は音階を刻むことから一般旅客からも注目の的となっている。
前面は600形を踏襲しているがワイパーカバーにスリット入りの形式名があり、これは併結時の連結位置確認窓の役割も果たす。側面はクロスシート車の証であるアイボリーの太帯が入り、窓は連続窓風で乗務員扉の窓を除き全て固定式となっている。車内は2扉オールクロスシート、扉間は折り返し時にはボタン一つで自動転換が可能となっているクロスシートが並ぶが手動では転換できない。車端部は2000形同様のボックスシートとなっているが一部は跳ね上げて大型の荷物を置く事も可能となっている。乗降口付近には2000形同様、衝立風の独立した補助いすが設置されている。
基本的にはA快特など2100形限定運用に充てられ日中は泉岳寺〜三崎口間を往復、夕方からはウィング号にも就く。