形式 | デハ800形 |
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製造初年 | 1978年 |
扉数 | 4扉 |
座席配置 | ロングシート |
定員 | 先頭車 138人/中間車 144人 |
主制御器 | 界磁チョッパ制御(1C12M) |
主電動機 | 直流複巻電動機(出力:100kw) |
歯車比 | 6.07 |
最高速度 | 100km/h |
加速度 | 0.972m/s2 = 3.5km/h/s |
減速度 | 1.111m/s2 = 4.0km/h/s (常用) 1.250m/s2 = 4.5km/h/s (非常) |
補助電源装置 | ブラシレス電動発動機(BL-MG) 容量:100kw |
台車 | TH-800 |
700形に続き4扉で製造された800形。700形では実現できなかった3両編成で増備が進められた。またこれまでの京急の車両とは異なり側面の白帯が太かったが2000形の登場に伴い細帯になった。車内外に時代を先取りした技術を採り入れこれが鉄道友の会から評価され1979年度のローレル賞を受賞した。
時が経つにつれ輸送量が増加し2本繋げた6連で運用されることが多くなり空港線延伸を機に6両編成化がなされる事となった。801〜810編成は半数の先頭車を中間車化改造を施し番号順に繋げ、811〜825編成は中間車を新造し、さらに6連2本を新たに増備し、結果3連25本から6連22本という陣容になった。中間車化された箇所はアンチクライマーが残り、妻面は丸みおび妻窓は設置されていない。また乗務員室扉の窓があった場所に同じ大きさの窓が付き、車内は2人掛けの椅子が3人に変更されたが網棚はそのまま、新たに設けられた貫通路の天井は配電盤があり低い。さらに2003年暮れより転落防止ほろの設置が始まったが元乗務員室部分は開口が大きいため板が付け足された上で設置されている。製造時から妻面で屋根へ上る為の足場があった箇所は足場が内側へ移動している。
1999年の改正で蒲田以南の急行が普通に統一され普通車のみの運用となっていたが、2003年の改正から横浜方面から羽田空港への直通列車が新設されたのに伴い少数ながら羽田へも顔を出していた。しかし、国際線ターミナル駅にホーム柵が設置されたため空港線には基本的に入線できなくなった。また時を同じくして新1000形6連の増備が始まり、本形式の廃車が始まっている。